通報者
何でもかんでも決まりを守らないのは悪いこと!と決めつけて、無法者は悪だ!善良な市民の敵なのである!と正義感の強い人々がいます。自分の事は決して表に出さず、まるで密告者みたいなもんです。
2006年11月
10年ほど前、久留米郊外の新興住宅地に越してきた友人E藤くんの話。

その地域、今ではバイパスも完成し郊外型のお店も沢山あり住人も増えましたが、当時はまだ入居者のほうが少ないくらいの新築のアパートがずらりと並んでいて、少し離れると一戸建ての建て売り住宅地(予定地)に数軒の真新しい2階建てがちらほら。そんな感じの場所のちょうど真ん中にある公園(近くを流れる川の調整池も兼ね、一帯より一段低くなっていて直径100m弱の円形状)で事件は起こりました。

その頃からゴルフに夢中になったE藤くん、朝と夕方その公園でゴルフの練習をするのが日課になっていました。その日も早朝アプローチの練習をしていたそうです。(アプローチでは30m前後ボールを飛ばします)もちろん公園内に人はいませんし、人がいたり入ってきたら止めていたそうです。でもお決まりの「公園内ゴルフ練習禁止」の立て看はあったそうです。

突然パトカーが現れ 練習しているE藤くんの元へ・・・。
歩み寄ってきた警官が云うには
「先ほど通報があり、とても危険な状況だから来てください」との事らしい。
E藤くん状況をキチンと説明し大人の対応をしたのですが、決まりは決まりですから警察が「あぁそうですか」と帰るはずもなく、住所と名前を聞かれすぐに止めるよう促され、警官は去っていったそうです。
もちろん彼の行動は「決まりを守らない無法者」なのかもしれませんがぁ〜〜 ですよ。

しかしよ〜く考えて見てください。
ここで我々が考えなくてはならないのは、決まりを盾に警察に通報した「誰か」の行動なのです。
たぶん通報した「誰か」からすると、決まりを守らずにゴルフ練習をするE藤の姿に我慢ならなかったんだと思います。
「本当に危険だから」とか「近くで子供達が遊んでいる」とかの急を要する事態ではなかったにもかかわらず「緊急事態」と通報したのです。
「決め事」とは法律ではないので、周りの状況によって「厳しく」もなれば「甘く」もなるはず性質だと思うのです。
先の携帯電話もしかりです。
それを全てが悪のような報道をするマスコミもありますし、その報道を一方通行で信じてしまい自分の意志などなく完全に流されてしまっている一般市民がいるようで恐いです。

そういう「私は正義」みたいな人間のほうが かえって平気で人に迷惑をかけていることに気づかなかったりしますもんね。善悪の基準は自分で作るものです。人に流されてはいけませんという話でした。
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