半田さん
中学時代、用務員さんに「半田さん」という人がいて、この人がなかなかのキャラだったという話ではない。このおいちゃんがこっそり「たばこ」をくれたとか云う話でもない。真面目な音響屋として話しておかなければならない事なのだ!
ここに「ケーブル」と「コネクター」があり、目的のケーブルを目的の長さに作ろうとするとき絶対に避けては通れない作業。それが「半田こて+半田」なのである。鉛とスズで出来た細い線を半田こてで溶かし、心線とコネクターの端子を繋ぐという作業だ。

おれはどちらかと云うと「小さい心の持ち主」で、自分以外の人が作ったケーブルを発見するとカバーを外して「半田のノリかた(温度や量)」や「心線のムキ方(長さや切り口)」はては「半田の溶かしかたのタイミング(ゴテゴテになっていないか)」などを細かくチェックしていまうという特技を持っている。見られたほうは「お世話でしょうもん」だろうが、実はオペだけでおじゃまする時などは結構重要なポイントになるのであるよ。

外観だけは「イッパシのPA屋」ってところは沢山ある。
機材も最新のモノを揃え周辺機器なども充実している。そこでこれをそのまま信用すると大変な目に合う可能性があるのだ。
とにかく「半田作業」を確認する必要がある。これがうまくやれているところが少ないのだ。
線がはみ出していたり、ムキ方が長すぎて線同士がくっつきそうだったり、ノリが悪かったり・・・。(ひとつ見つけてしまうと全てのケーブルをチェックしたくなるから問題ではあるが・・・)
他人の家にお邪魔して「見てはいけない所を見てしまった」という感覚。「あ〜どうしよう見なければよかったな〜」という後悔と、それでもそこを何とかしたいと願う相反した心の葛藤。

あぁこの性格どうにかしたいと思う今日この頃なのである。
2010年1月更新
ちなみに写真は久留米市内の某有名楽器店製作のケーブル。
もちろん商品として売ってたヤツで、某ライブハウスが購入したもの。
アルバイトに作業させたのか、、、それにしてもひどいもんだ。
※冒頭の「半田さん」は中学時代の用務員さんでなく小学時代との指摘が同窓生のE口氏からありましたので訂正しておきます。別にどっちでも影響はなかとですけどね(^_^)v
2006.12月