Jazz Shop ROULETTE
久留米の老舗ジャズ喫茶
そもそもジャズ喫茶なるもの、1960年当時は現在のような「誰もが手軽に音楽を聴ける」状況ではなく、ましてや海外輸入盤(こういう云い方も前時代的?)のジャズレコードは結構高価なものであり、コーヒー1杯で何時間でも好きなジャズが聴け、おまけにリクエストまで聞いてくれるジャズ喫茶というのはかなり重宝され、アマチュアジャズミュージシャンの溜まり場的存在としてそれなりの盛り上がりを見せた。そして何よりジャズ喫茶の魅力は、一般家庭では揃えることの出来ない「海外高級オーディオ」を備えているところがほとんどで、音質の良さもジャズ喫茶のウリであった。あの店は「アルティック」こちらは「JBL」・・・。そういえばジャズファンの多くはこのどちらかに大別できる。
ここルーレットはJBL派だ。
15インチダブルウーファーに2440+2395音響レンズ+ツイーター。大迫力のシステムだ。
20歳のころ初体験した時にゃ、ジャズは分からなかったけどその圧倒的な音圧にびっくらこいたのを今でも良く覚えている。今ではそこまで感じないが演奏者がそこにいるような生々しさがあった。
1965年創業のここルーレットも音楽業界の大きな流れには逆らえず、以前に比べると経営業態も変化せざるを得ず、最近では毎週水曜日には地元アマチュアミュージシャンによるライブが行われているし、不定期的ではあるがプロのジャズライブも行われている。
しかし40年という年月がそうさせるのか、生音の響きがなんとも艶めかしいのである。カラッと乾燥した、まるで真冬のニューヨークにでもいるような音なのである。

初代マスターが亡くなられて何年経つのでしょうか?現在息子さんが跡を継いでルーレットの灯を点し続けてらっしゃる。おかぁちゃんも健在の様子。しかしなかなかこれからも厳しい状況に変わりはないとは思いますが、ジャズファンの期待に応えいつまでも長く続けて行かれることを陰ながら応援したいと思います。

久留米市通町105-22 tel0942-34-7432
website:http://www.h5.dion.ne.jp/~roulette/
17:00〜24:00 定休日:毎週日曜