違反→無罪
久留米市内にて
高校出たばかりの頃の話。

友人の池○君(鳥栖人)と、ねぇちゃんを探して西鉄久留米駅周辺を徘徊中の出来事。
獲物を発見するや一目散にねぇちゃんの横に車を付け「なんしよると〜?」とか「どこいきよっと〜?」などと声をかけまくってはいたものの、これといった戦果はなく「今夜は惨敗やね」とやや落ち込み気味の雰囲気でした。

明治通りを東から西へ、ちょうど本町交差点へさしかかった時のことです。

突然後ろから「前の車停車しなさい!」

なんとパトカー!

「おれ何か悪いことしたっけ?」と池田君。
「いやぁ何もしとらんやろ?」とおれ。

云われるままに車を止めると、警官がやってきて「あんたなんべんも信号無視しよったし、一旦停止もなんべんも止まらんやたでしょ?」
どうもパトカーは俺らの後ろをずっと尾行?してたらしいのです。

おねぇちゃんに神経を集中していた池田君と俺は、信号も標識も目に入らなかったようで、何度と無く違反を繰り返していたらしい・・・。

「免許証と車検証持ってパトカーへ来て下さい」

で、10分もすると池田君は戻ってきました。

「よかったぁ〜 いろいろやっとったけど、一つだけにしてもろた」
信号無視2回、一旦停止2回、計4回の違反をひとつにしてもらったと喜んでいる。以前友達からこの手の話は聞いていたので「へぇ〜ほんなこつなんやね」と納得しつつも、このまま引き続き「ねぇちゃん探し」をする気にもなれず、どちらからともなく「今夜はこいで帰ろうか」と、敗走兵のごとく車を走らせていました。

何分経ったでしょうか、本町交差点から南へ数百メートル走ったところで、またもや「前の車止まりなさい!」と、先ほどのパトカーからの声。

「???」
「なんやろか?」と俺ら・・・

云われるままにパトカーへ池田君は行った。

ほんの数分で帰ってきたニコニコ顔の彼は云いました。

「なんかようわからんけど、さっきの切符ナシになったばい」