車の運転(4)
高齢運転者のこと2005.2.25

昨日、夜中テレビを観ていたらNHKで「高齢運転者の事故」についての特集をやっていた。何でも日本一高齢運転者の事故が多いのが「静岡県川○町」というところで、公共交通機関がない地域らしくどうしても移動には自家用車を利用する事になるのだそうだ。バス停はあるものの1日4本くらいの話で、利用者は極端に少ないのだろう。それと元々若者が少ない事と核家族化が進んだ事により年寄りだけで行動する機会も以前に比べれば格段に増えたのではないかと云っていた。

まぁそんな前振りがあり、「運転歴は何年ですか?」「運転には自信がありますか?」という質問に「あ〜た今年80歳やからもう45年運転しとる、ゴールドカードになって20年じゃ。運転は全く問題ないじゃろ」と答えておられた。で、そんなお年寄りが運転する車にカメラを取り付けて実際彼らがどんな運転をしているのか、先ほどの80歳のおじいちゃんや78歳の方など男性数人に対して実験が行われたのであった・・・。

結果的にはヒヤヒヤものの映像が映し出されていたわけだが、彼らはあまり深刻には考えていないらしく、例えば交差点での右折時「対向車のスピードと距離感」があまりにもお粗末で、相手が急ブレーキを踏んでいなければ衝突していただろうし、とにかく判断が鈍い。俺たちの飲酒運転より反応が遅いんではないか?と思われる映像ばかりだった。
しかし彼らは「大丈夫!大丈夫!」と自信満々である。その横で奥様であるおばあちゃんが、「車に乗るといつも喧嘩なんですよ」と云う。おじいちゃんの運転を「恐い」と感じるおばあちゃんは、いつも「飛ばしすぎだよ、もっとゆっくり走って」とか「ほら今の危なかったでしょ?」とか云うものだから、運転出来ないおばあちゃんにイロイロ云われるのが癪に障るのか、運転中終始おじいちゃんは不機嫌そうな顔。

それから、科学的な検証に移っていくわけだが、やはり結果は「反応鈍し」であり、おじいちゃんの思惑とは正反対の数値が並ぶ・・・。

で、思った事。
これから我々も年老いていくわけだが、運動能力の差はあるにしても、自分の衰えを自覚しつつ謙虚に運転するに越した事はないなぁと・・・。
これは何も運転だけに限った話ではなく、若い頃みたいに飲み食いしているとそろそろガタが出てくるやろうし、定期検診では大丈夫やったからね!なんて安心していると思わぬ事態にってこともあるやろう。なんでこう真面目に語るのかと云うと、最近知り合いが続けざまに「脳内出血」で倒れたのですね。
もしかして次は俺? なんて考える毎日なのです。

まぁ、ある程度周りから老人と認識されるようになったら、素直に「老人」の仲間入りをしてですね、老人を楽しもうではありませんか! 俺ら老人は君たちの助けがないと生きていけないのだと、か弱い老人になりきるのも一つの道なのかもしれません。そのほうが事故がなく平和だと思うのですが・・・。