逃走-File 03(ネズミ取りからの逃走-2)
これはあくまでフィクションですので関係者の方々本気にしないでね!

もうずいぶん前(たぶん1980年代後半)大分市へ向かう途中の出来事。

大分市内に入り医科大を過ぎるとちょっと長めの下り坂がある。そこまで片側一車線だったのがそこだけ二車線になるところ(左側に一車線増えるタイプ)注:現在どうなっているか知りません。

車は2トン車、機材満載で下り坂には強いが登りは全く走らない。
ここぞとばかりに前を行く乗用車数台を追い抜きにかかりました。

「おりゃ〜!なんばトロトロ行きよっとかぁ〜!!」

下り坂にはめっぽう強い「2トン」くん、みるみる加速していきます。

45km→50km→60km
4台・5台と気持ちよく追い越していきました。

「お前らトロいんだよぉ〜!」
それは気持ちよかったです、ホント。

日田を出発して2時間弱、上り坂になれば自転車よりも遅くなり、そのストレスたるや相当なもので、この手のトラック運転したことが無い人には理解できないでしょうが、例えて言えば、遊園地のカートでレースをしている「ミハエル・シューマッハー」とでも言いましょうか?とにかく自動車に乗っている気がしなくなるのですよ。

で、話を戻すと・・・
それくらい気持ちよい状態で、それまでのうっぷんを一気に晴らしているちょうどその時

ん?

100m前方に何やら制服を着た人が仁王立ちしてるじゃありませんか!

「いかん!!」

「減速!!」

60km→50km→45km・・・

かし必死の減速も報われることはありませんでした。その制服の男の人、2トン車の前に立ちはだかりました。そして私の横に来てこう言いました。

スピード違反です!そこの角を曲がったところに警察のバスが止まっているからその後ろに車を止めて免許証持って行ってください。


ると、20m先に確かに左に曲がる大きめの道がある。しかしそんな事はどうでもいいんだ!こんなところで道草食うわけにはいかんのだよ。
点数も残り少ないし (徐々に怒りモードに突入していく私)

おいおい!制服君よ!日田の町から80km、俺がどんなに苦労してここまでやって来たのか君たちにはわかるのかぁ?
警官に言ったわけじゃないけど・・・

もう少し言い方ってのがあるだろう?「おしかったですねぇ〜」とか「残念でしたぁ〜!」とかいろいろあるだろ?

などなどと考えながらとりあえず言われたところを左折してっと・・・????


スがいない・・・どこにいるの?
警察のかわいいバスちゃん。

ハッハッハッハハッハッハッハ
よく見ると100m先にそれらしき車は見えるが・・・??

「さりげなく曲がりなさい・・・」
と、またしても悪魔の声が・・・。

「何事も無かったような顔をしてなさい・・・」

さも自分の意志で左折してきましたぁ!という顔をして警察バスちゃんの横を通り過ぎていくイスズELF3500

いいぞぉ〜!その調子だ〜!

次の小さい交差点を右折してぇ、そんで次を右折してぇ・・・元の道に戻れるはずだ。


予定では・・・


そんで、左折して、こう行ってああ行って・・・な!なんと
行き止まりではないかぁ!


どうしようか、パトが追ってきてたらどうしようか?
焦るTARZAN。がしかし・・・


しかしこんな事でうろたえる私ではない。
逃走も一度や二度ではない、いわば逃走のプロ!

無事、元の国道に戻ることが出来て、その後現場にも時間通りに入れました。


しかし2トン車の荷物満載で逃げちゃいかんですね、ホント。
すぐにパトが追ってきてたら「御用」だったと思います。

今日の格言・・・
「トラックは荷物を運ぶ車」